2010/12/09

Long time no see!

大変久しぶりです。半年ぶりくらいの更新です。みなさんは元気にしていますか?
ブログをつくったは良いものの、最近はもっぱらtwitterばかり使っている今日この頃です。

さて今僕は、古巣でもある北海道に帰国しています。
これまで、東京を拠点に各地を転戦する放浪生活(ノマドワーク)をおくってきましが、
当面は北海道に拠点を構え、新天地の開拓をしようと考えています。

不況にあえぐ地方において、これらの問題を解決し地域の活性化に貢献する新事業を計画中です。目指すは「ソーシャルイノベーション:創造的な力で社会を変えていくこと」にあります。おそらく時間はかかるだろうけど、今までの経験を活かしながら身近なところからイノベーションを起こしたいと静かに燃えています。詳しくはまたお伝えします。

僕は、世の中の現状を肯定せず、必ず物事は変えられると、
そう心から信じている人たちを愛し尊敬します。
是非、語りましょう!






2010/05/11

What is fair?

先週の日曜に丸ビルのフェアトレードデーに行ってきた。
まず、スタッフがフェアトレードの信者によって成り立っていた。ていうのは言い過ぎだけど・・・。まぁ一種の宗教みたいなところはあるかもしれないという空気だった。アップルくらい逝っちゃてたら文句いわなんだけど(ジョブズ教だから)・・・。中途半端にやられると気持ち悪い。

http://www.wftday.org/

世界フェアトレードデーって言ってるのにどうして私企業が主催なんだ?
それと国際貢献とかをネタにして売り買いしているようにも見える。

もっと自分たちを批判的に見る視点を持って欲しいものだ。
でも文句だけ言っても仕方ないので・・・。
最近いいなぁと思った取り組みを紹介したい。

タイのチェンマイにある「バーンロムサイ」というゲストハウスだ。
ここには孤児院が併設されていて、旅行者の宿泊費の一部が施設の運営費に当てられている。面白いのは「情け」を乞うのではなく「さり気なく」やっているところだ。

ゲストハウスもその辺のリゾートと変わらない質の高いサービスを提供しているし、これは泊まった人も喜ぶと思う。そして、泊まること(滞在を楽しむことで)そこにいる孤児たちの役に立つこともできるシステムはクールだ。

驚くことに、この施設を立ち上げたのは日本人のデザイナーだった。スタッフも現地の人たちを雇用しているし、最近では商品開発もやったりして日本でも販売しているようだ。でもフェアトレードって言葉は使っていない。ここがキーだ。「さり気なくやっている」

お!これはいいな!っていう商品を購入したら、それがたまたまそういう施設で作られたものだった。それだけでいいじゃない。別にフェア!フェア!って叫ばなくても。。。

そんな社会になればいいと思った。



タイのゲストハウス「バーンロムサイ」
http://www.banromsai.jp/

2010/04/30





でも悪くない。


色々と考えることができる。


焦らなくていい。


たしかに掴みつつある。


あとは動くだけ。













地球を考える

4月22日は何の日か知ってる?

Earth Day 

世界的にはそう呼ばれていて、日本語にすれば「地球のことを考えて行動する日」なんだそう。そんなわけで、先日18日に東京でもEarth Dayがあるということで代々木公園まで覗きに行ってきた。


Earth Day Tokyo2010

アースデイ東京速報ステーション2010's photostream



端的に言って、ちょっと残念だった。
何か期待しすぎていたかもしれないけど、何か違うものを感じてしまった。本当に地球を考えて行動するになっていなと感じたからだ。

Earth Dayの起源を調べると、それはアクション(行動)することから始まっている。実際に地球上に起きている様々な問題を考え、議論し、行動する。
これは運動なんだ。

会場を見て、なんかただの祭りとかわらないじゃないかと思ってしまった。ほとんどの人は飲んで食べて、買って楽しむことに目が走っている。

地球のことを考えるきっかけを祭りを通して提供することが目的なんだろうけど、どれだけの人の意識を喚起し、実際の行動まで促すことができたのか?

この日だけ、地球のことを考えて「エコなもの」を買っても意味はない。日常の生活の中でそれが当たり前にならないといけない。ただのエコ好きの人間たちの集まりになっては意味がないのだ。

まぁ楽しかったけど。


人ごとのように言ってるけど、僕らがアクションしないといけないんだ。
そう感じた。

Do it 

2010/04/26

書くこと。


最近、あまり書いてなかった。
そもそも何かを書かなきゃいけない必然性はないんだけど・・・。

ネットの発展によって書くも書かぬも、発信するもしないも自由に選べるようになったってわけだ。今までは情報の受けてだった僕らが自ら発信するメディアを持てる世の中になった。
そんな僕も自分の思ってること感じてることを素直に発信してこなかったし、最近は「つぶやきサービス」とやらのせいで文章を書くことをおろそかにしている。っあでもつぶやきくんのせいにしちゃいけないな。そういう風に人の記事ばっか読みながら、あれこれぶつくさ言ってる時間があるならもっと自分の意見を言うようにした方がよっぽど建設的だ。

何か思ってることを書くことで初めてわかることがたくさんあるし、自分自身を客観的に見つめ直すこともできる。

そのようなワケで、書くことを忘れないようにようにしたい。

2010/04/01

近藤哲朗:こんどうてつろう

先日、僕はとあるランチに誘われました。

彼の名は「近藤哲朗(こんどうてつろう)」。

現在、千葉大学で都市環境について研究しているM2(修士)です。
最近では、アップルが街をプロデュースする「iCity」というプロジェクト(これが非常に面白い)を立ち上げ、大学の枠を超えたフィールドスタディ(調査研究)を精力的に行っています。

ちなみに、このランチは「昼食会」といって彼が話してみたいと思う人とランチをしながら、差しで話をする企画だそう。最初は「千葉」に篭ったら誰とも話さなくなるのでは?という不安から無理やり人にあうシステムをつくろうという発想から出てきた企画らしい。
年間50人と会う計画。

やろうと思ってもここまではできない。
脱帽です。





























上の写真:近藤くん(横顔ですみません)


そもそも彼とは、彼が学部時代に主催していた5erという5分間で自分の活動やプロジェクト、アイデアや思想、価値観などをプレゼンテーションするというイベントで出会いました。
僕はその頃、「キャリアバイト」という学生に仕事を通じて成長するきっかけを提供しようというメディアの立ち上げと運営に関わっていました。そこは、とってもベンチャー精神旺盛でビジネスを愛する人たちの集まりで刺激的でした。でも同時に、どこかビジネス在りきな方向に走りすぎているという違和感も感じていました。
そんなとき、もっと創造的で多角的な視点を持つよう気づかせてくれたイベントの一つです。


ランチでは様々な議論をしました。僕が専門としていた医療や保健福祉といったところから、彼が専門の建築や都市について、デジタルネイティブとしてウェブやテクノロジーの今後など、とても創造的で刺激的な会でした。
このような企画に招待してくれたことを感謝します。


今度は、僕が料理でも作ります。




2010/03/21

サバイバルプラン




1年ぶりくらい久々にこのブログを書いている。

ここ最近は個人的にもどう生きて行くかを深く考えているけど、それはアートにも同じことが言えているようだ。

今朝、twitterのつぶやきをチェックしていたら非常に面白そうなトピックを発見したので覗きに行くことにした。

秋葉原と神田の間に今年から出来たオルタナティブなアートセンターとして機能することを目指した施設だ。元々は学校であり、千代田区のリノベーションプロジェクトの一環としてスタートしたらしい。

 この施設では常に様々なイベントが企画されているようなのだが、とりわけ昨日行われたセッションは興味深いものであった。『サバイバル・プロジェクト~現代美術の機関はいかにしてインディペンデントでいられるのか?~」と題して行われたトークセッションでは、アートセンターやアートプロジェクトがどうしたらインディペンデント(独立的)でサステイナブル(持続可能)な存在になれるかが議論された。このセッションは台湾に新たに出来た台北コンテンポラリーアートセンターのアーティスト、キュレーターたちによって企画され、日本側のゲストには3331のディレクターや森美術館のキュレーター、AITのキュレーターなど現代日本のオルタナティブなアートシーンを牽引する人たちも参加して行われた。

 セッションを通じて思ったのは、やはり日本でも台湾でもアートは環境は脆弱であるという事実だ。彼ら(TCAC)がインディペンデントで在りたいと強く思う理由の一つは政府や行政、企業に依存した従来のシステムからの自立である。特に台北のアーティストやキュレーターからはその意思が強く感じられた。台湾では日本よりもアーティストが政府に頼り切ってしまう状況が見られているためアーティストの立場が非常に弱いという問題点があるようだ。そこで、TCACは3331で東京オフィスを立ち上げ日本のオルタナティブでインディペンデントなアートセンターのオペレーションを学び取ろうとしているようだ。
ただ、日本の現状もそこまで良いものではなく、東京を中心にこの様なオルタナティブな動きはあるものの全国的なムーブメントに至っているわけではないと感じる。僕が昨年居た札幌でもそれは同じで、地方のアートシーンの方が深刻な問題を抱えていることの方が常である。そもそもアートがアーティストだけのものと成らず社会により開かれたモノ(パブリック)としての在り方を模索し、実行するときに来ているのだろう。

今年は台湾のシーンからも目が離せない一年になるのかもしれない。




詳しいセッションの内容はこの下にあるtogetterに色々とつぶやいているので見てほしい。



セッション後には同じ3331で行われている日本各地と東京を結ぼうというプロジェクト
「insideout project」にも無料とのことなので参加してきた。「っえただ?」って思ってしまうほどの豪華な各地の名産が料理として振舞われた。
企画自体はアサヒアートフェスティバルに似ているところもあったが、場所が違うと雰囲気も変わって良いものだ。東京を拠点に地方を繋いでしまおうという視点が憎い。


CC by nari miyoshi