2010/05/11

What is fair?

先週の日曜に丸ビルのフェアトレードデーに行ってきた。
まず、スタッフがフェアトレードの信者によって成り立っていた。ていうのは言い過ぎだけど・・・。まぁ一種の宗教みたいなところはあるかもしれないという空気だった。アップルくらい逝っちゃてたら文句いわなんだけど(ジョブズ教だから)・・・。中途半端にやられると気持ち悪い。

http://www.wftday.org/

世界フェアトレードデーって言ってるのにどうして私企業が主催なんだ?
それと国際貢献とかをネタにして売り買いしているようにも見える。

もっと自分たちを批判的に見る視点を持って欲しいものだ。
でも文句だけ言っても仕方ないので・・・。
最近いいなぁと思った取り組みを紹介したい。

タイのチェンマイにある「バーンロムサイ」というゲストハウスだ。
ここには孤児院が併設されていて、旅行者の宿泊費の一部が施設の運営費に当てられている。面白いのは「情け」を乞うのではなく「さり気なく」やっているところだ。

ゲストハウスもその辺のリゾートと変わらない質の高いサービスを提供しているし、これは泊まった人も喜ぶと思う。そして、泊まること(滞在を楽しむことで)そこにいる孤児たちの役に立つこともできるシステムはクールだ。

驚くことに、この施設を立ち上げたのは日本人のデザイナーだった。スタッフも現地の人たちを雇用しているし、最近では商品開発もやったりして日本でも販売しているようだ。でもフェアトレードって言葉は使っていない。ここがキーだ。「さり気なくやっている」

お!これはいいな!っていう商品を購入したら、それがたまたまそういう施設で作られたものだった。それだけでいいじゃない。別にフェア!フェア!って叫ばなくても。。。

そんな社会になればいいと思った。



タイのゲストハウス「バーンロムサイ」
http://www.banromsai.jp/

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